―――  じれったい私達




トラップと言い合いするのが楽しい。
何でかは分からない。
「トラップ。私はもう怒ってないよ」
だけど、トラップは拗ねてるのか黙っている。
何が気にいらないんだろ?
聞いても答えないし。


もう知らないんだから。
「まだ喧嘩してたんですか?」
「うん……謝ったんだけどね」
私はキットンにそう言った。
「トラップも素直じゃないですねぇ……」
「うるせぇ!」


トラップはそう言って、キットンに怒鳴ると外へと出ていった。
よっぽど虫の居所が悪いのかな?
そりゃあね、私も悪かったとは思うよ。
いつもと同じように知ってる場所で迷うんだもん。
それでも、いつもトラップが迎えに来てくれてる。
色々と理由をつけてだけど。


怒る必要ないじゃない?
なのに、彼は余計なひと言を言ってくる。
嫌われてるのかな?
「パステル。あなたも鈍いです」
「え?どういう意味?」
「自分で考えて下さい」


キットンに言われ、考える。
分からないよ。
「トラップに聞こう」
でも、この時の私はまだ知らない。
彼のそばに好きな人がいる事。
それが私だと分かるのは、もっと先の事だから。









――――――――――――

 「Fortune Wing」の明都様より、誕生日祝いを頂いてしまいました!
 ずうずうしくもリクエストさせていただいたのは、「じれじれトラパス」v
 なーんにも気づいてないパステルに、トラップはじれじれでしょうね〜(笑)
 また、キットンがいい味だしててにやりとしちゃいます♪

 とってもうれしいプレゼントを、ありがとうございました〜☆










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