―――  クリスマスプレゼント




クリスマス当日。
俺は悩んでいた。
パステルへのプレゼントの事で。
どうするかな。
あ!!そういや、あいつ新しいマフラーか手袋が欲しいって言ってたな。
どんなのが良いかは知らないけど、見に行くか。
というわけで、店に来たんだけど……。


凄い入りにくいんですけど!!
中にいるのはカップルばかりだし。
どうしたらいいんだよ!?
「あら?トラップじゃない?」
「ん?あ、リタか」
「パステルへのプレゼントでも買うのかしら?」
「何で、知ってんだよ?」


「あんたがパステルの恋人だからよ」
「で?何で、ここにいるんだよ?」
「それはもちろんシミターへのプレゼントを買うため!!」
ああ、そうだ。
こいつはダンシングシミターと恋人になったんだったな。
「ちょうど良いから、買ってきてくれねぇ?」
「それは無理な注文ね〜。でも、私、ここの店員と知り合いなのよね」


そして、俺はリタのおかげでプレゼントを買う事が出来た。
詳しくは聞かないでくれ……沢山からかわれたから。
で、今、俺はプレゼントをパステルに渡すところなんだよな。
「トラップ。用事って何?」
「あのよ……」
「ん?」
頭の中で渡すシミュレーションをしてはいたものの、いざとなると渡せねぇ。


「受け取ってくれ!!」
「え?これって……プレゼント?私が貰ってもいいの?」
「ああ。だって、それはオメェのために選んだマフラーだから」
オメェの笑顔を見たいから。
オメェの喜ぶ顔を見たいから。
頑張って、金を貯めて、買ったに決まってるだろ?
俺はそう言い、パステルの頬にキスをした。


「ありがとう。トラップ!!」
あいつは思いっきり、俺に抱きついてきた。
いつもは滅多にそんな事しないのに……。
俺は幸せ者かもしれねぇ。
誰よりも。 









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 明都様のサイトにあったフリー小説をいただいてきました♪
 ラブラブなトラパスが読めて満足ですv こんな風にトラップが悩んでるのを見るのはまた楽しいですね〜(笑) シミター×リタが入っていたのにもびっくりしました。どんなカップルなのかちょっと気になってます。
 しっかり、恋人達のクリスマスの一場面を見させていただきました!
 どうもありがとうございましたvv










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