―――  叶った願い




私は夢を見ているのかしら?
クレイが、告白してくるなんて信じられないわ。
「私は」
あなたの相手には相応しくないと言おうとした。
自分の想いを封じ込めて、叶う事はないと思っていた恋。
ずっと隠しておこうと決めたのに。
クレイは私の気持ちに気付いた。


ねぇ、これは夢じゃないわよね?
「ゆっくり考えて返事をしてほしいんだ」
「クレイ」
迷ってなんかいない。
凄く嬉しいわ。
そんな事を思っている間に私は叫んでいた。
クレイが好きと。


「マリーナ?」
「本当はあなたがずっと好きだったの!だけど、身分が違い過ぎるから諦めていたわ」
私は泣きながら、そう告げる。
「身分なんかどうだっていい!!俺は君が好きだから誰に反対されても……いつか想いを告げようと思ってたんだ」
クレイはそう言って、微笑んだ。
私は凄く幸せよ。


だって、あなたと両想いになれたんだもの。
これから先、大変かもしれない。
でも、あなたとなら……どんなに険しい道だとしても歩いていける。
「もちろんよ。よろしくね」









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 明都様のサイト「Fortune Wing」とのリンク記念にいただいてしまいましたv
 サイトで読ませていただいた、クレマリ小説の雰囲気が大好きで、思わずクレマリを…と頼んでしまいました。
 マリーナの切ない気持ちに、ぐっと胸を打たれました! 最後には両思いになれてよかったですvv
 リクエストに答えていただきまして、どうもありがとうございました!!










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